月別: 2025年4月
歯の根の治療について
こんにちは。院長の正畠昌幸です。
4月も半ばを過ぎ、
新年度の慌ただしさも
少し落ち着いたころでしょうか。
忙しい日々の中で、
少しでもゆっくりしたいところかもしれませんが、
「お口のケアがおろそかになっている」
ということはありませんか?
気になるところがある方は、
早めに治療をスタートさせましょう!
初めはあまり痛みを感じなくても、
知らずに進行しているのが虫歯です。
今回は虫歯が進行し、歯の根まで達してしまった際の
根管治療(歯の根の治療) について
解説したいと思います。
虫歯は段階を踏んで進行し、
エナメル層→象牙質→歯髄の順に
原因菌に侵されて行きます。
そのため、根管治療では、まず虫歯部分を除去し、
更に最近が感染してダメになってしまった
歯の神経(歯髄)を除去します。
しかし歯髄の通る根管は非常に細く複雑なため、
この歯髄の除去には時間がかかります。
時間がかかるのはもどかしいと感じるかもしれませんが、
ここできっちり根管から感染した歯髄を取り除いておかないと
再感染する可能性が高くなってしまいます。
根管治療に及んだ場合は、
しっかりと治療を完了させましょう。
また、神経を取り除けば痛みは治まりますが、
一度取り除いた神経は戻りません。
虫歯を防ぐ、早期に発見する、
長持ちさせるためにも、
定期的にメインテナンスを受けることが重要です。
ケアを忘れず、健やかな口腔環境を目指しましょう。
正畠(しょうばたけ)歯科医院
〒710-0046
岡山県倉敷市中央2丁目18-8
TEL:086-422-3027
URL:https://www.shobatake.com/
Googleマップ:https://goo.gl/maps/ZkpmQum2siN5ontW9
歯の本数で決まる!?食事の楽しみと健康の深い関係
こんにちは。院長の正畠です。
この時期の旬の食べものと言えば
たけのこですね。
さわやかな風味とシャキシャキした食感が
食欲をそそります。
このような食の楽しみを
この先ずっと感じられるかどうかを
大きく左右するもの、
それが歯の本数です。
◆歯が少ないと食べられるものが激減!?
「歯の調子が悪くて、好きなものを我慢している」
という経験がある方は
意外と少なくありません。
なかでも「歯の本数」は
私たちの食生活と密接に関係しています。
人間の永久歯は28本、
親知らずを入れると32本あり、
およそ20本以上あれば
ほとんどの食べものを自由に食べることができます。
しかし、それを下回ると肉類やナッツ類、
たくあんなど歯ごたえのあるものが
徐々に噛めなくなり、
半数以下になるとお米やはんぺんなど
比較的やわらかいものまで噛めなくなります。
さらに、5本以下になると
食べられるものがかなり制限され、
バナナやうどんのような
やわらかいものしか食べられなくなります。
◆しっかり噛めれば満足度もアップ!
歯の本数は食の満足度と深い関係があることも、
明らかになっています。
高齢者を対象にしたある調査では、
歯の本数が多い人ほど、
食事の満足度や期待感が高いという
結果が出ています。
このように、健康な歯を保つことは
食事の選択肢を広げるだけでなく、
食事の楽しさや生活の質も
大きく左右しているのです。
◆食べものが噛めないと要介護の危険も
とはいえ、
「やわらかいものが食べられれば十分」
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、やわらかい食品中心の食事は
肉類や野菜類が不足しがちで、
健康維持に不可欠なタンパク質やビタミン、
食物繊維が摂取しにくくなります。
その結果、筋力や免疫力が徐々に低下し、
将来の要介護リスクを
高める要因になってしまいます。
実際に高齢者を対象にした調査では、
歯が19本以下の人は
20本以上ある人に比べて
要介護認定を受けるリスクが1.2倍も
高くなることがわかっています。
つまり、自分の歯でしっかり噛めることは、
すこやかな老後を過ごすための
重要な要素なのです。
◆歯を守る=人生の喜びを守る!
何歳になっても自分の歯で
おいしく食事を楽しむことは、
健康的な生活を支える大切な要素であり、
人生の喜びの1つです。
「もっと歯を大事にしておけば良かった」
と後悔する前に、
定期的な歯科受診を習慣にして
歯の健康を守っていきましょう。
正畠(しょうばたけ)歯科医院
〒710-0046
岡山県倉敷市中央2丁目18-8
TEL:086-422-3027
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