「食べるときの姿勢」に注意

こんにちは。院長の正畠昌幸です。
11月といえば七五三のシーズンですね。
晴れ着に身を包んだ子どもたちを
見かけた方も多いのではないでしょうか。

七五三はそれぞれ節目の年齢を
無事に迎えた事を神様に感謝する行事。
これからも健康に育っていって欲しいですね。
 

さて、健やかな成長には食事が欠かせませんが
中にはお子さんの食事のことで
困っているという親御さんもおられます。

例えば・・
食べるのに時間がかかる
丸呑みしている
食べるときにくちゃくちゃ音がする、
など。

そんな方にまず気を付けていただきたいのが
「食べるときの姿勢」 です。

食べるときに背筋は伸びていますか?
足の裏はしっかりと床についていますか?

画像のポイントをぜひ確認してみてください。


正しい姿勢で食べることは
行儀の問題だけでなく
食べやすさや飲み込みやすさにも関係しています。

お口の筋肉が動かしやすい「正しい姿勢」で食べることで
よく噛めて安全に飲み込むことができ、
お子さんの食べる機能の成長がおのずと促されるだけでなく、
あごの成長発達にもつながります。


もちろん「正しい姿勢」は大人にも大切です。
ぜひご家族みなさんで
正しい姿勢での食事を心がけてくださいね。

 
 
 

正畠(しょうばたけ)歯科医院
〒710-0046
岡山県倉敷市中央2丁目18-8
TEL:086-422-3027
URL:https://www.shobatake.com/
Googleマップ:https://goo.gl/maps/ZkpmQum2siN5ontW9

歯周病治療で糖尿病が改善⁉その理由とは

 

こんにちは。院長の正畠です。
毎年11月14日は
糖尿病の認知・注意喚起を目的とした
「世界糖尿病デー」というイベントが
開催されています。

 

この日の前後には、
シンボルカラーの「ブルー」にちなみ、
日本全国のさまざまな施設で、
青色のライトアップイベントが開催されます。

 

もし、お出かけしたときには
青く照らされた施設がないか
探してみてくださいね。

 

 

さて、そんな糖尿病が
歯周病と関係が深い病気と言われているのを
ご存じでしょうか。
実際に、歯周病の人はそうでない人よりも
糖尿病になる割合が約2倍も高い
というデータもあり、
その関連が明らかになっています。

 

自覚症状のない人も含めると、
歯周病にかかっている人の割合は、
成人の約8割とも。

 

つまり、まだ表面化していない
「糖尿病予備軍」も、
かなりの割合で存在することが予想されます。

 

その糖尿病予備軍からの脱却に
歯周病治療が一役買ってくれることが、
近年の研究で明らかになってきました。

 

今回は、歯周病治療が
糖尿病にもたらす効果について
ご紹介していきます。

 

 

 

 

◆歯周病で「血糖値が上がる」って本当?

 

糖尿病はインスリンという
ホルモンの働きが悪くなり、
「血糖値」が上昇してしまう病気です。

 

実は、歯周病が進行すると、
血糖値が上がりやすくなることが
わかっています。

 

歯ぐきの腫れや出血を起こす物質には
「インスリン」の働きを悪くする性質があり、
それが結果的に、糖尿病の発症や悪化へと
つながってしまうのです。

 

 

 

 

 

◆歯周病を治療すると
血糖値が改善することが明らかに!

 

「歯周病で血糖値が上がる」
というのが正しいとすると、
おのずと浮かぶのは
「歯周病を治療すれば血糖値を下げられるのでは?」
という疑問です。

 

この疑問について
これまで多くの研究者がデータを積み重ねた結果、
歯周病治療が
血糖コントロールや糖尿病の改善に良い作用を
もたらすことが実証されてきました。

 

 

 

これらの研究結果を受け、
今では日本糖尿病学会でも
糖尿病の患者さんに歯周病の治療や
再発予防のための
歯科への定期的な受診を薦めています。

 

 

 

 

◆健康診断を受けたら、次は歯科へ

 

歯周病と糖尿病は
いずれも痛みや自覚症状がなく、
知らず知らずのうちに進行するのが特徴です。

 

 

 

 

「沈黙の病」といわれる
この2つの病気は、
いかに早く見つけて治療につなげるかが、
その後の病状や重症度を大きく左右します。

 

糖尿病に関しては
年1回の健康診断で
チェックを受ける機会もある一方で、
歯周病については、
自身の状況を詳しく知る機会が
それほど多くありません。

 

お口の健康を守るためにも、
健康診断で「血糖値」の文字を見たら、
ぜひ、歯周病のことも思い出して、
歯科医院にも足を運んでください。

 

 

 

正畠(しょうばたけ)歯科医院
〒710-0046
岡山県倉敷市中央2丁目18-8
TEL:086-422-3027
URL:https://www.shobatake.com/
Googleマップ:https://goo.gl/maps/ZkpmQum2siN5ontW9

顎関節症にご注意!

こんにちは。正畠昌幸です。
10月9日はスポーツの日でしたね。
過ごしやすい気候の秋は
スポーツを楽しむ方も多いかもしれません。
スポーツで力を発揮する上でも、
しっかり噛みしめることができる健康な歯が重要です。
うまく噛めない、歯に痛みがあるといった場合には
どうぞお早めにご来院ください。

さて、運動をしている人は
練習や競技の最中に強い歯ぎしりや
食いしばりをしている場合があり、
顎関節症への注意が必要です。

運動習慣がない人であっても、
画像中の項目に当てはまるようであれば、
顎関節症の予備軍といえますよ。

特に、スマートフォンの利用や
リモートワーク中心の生活は、
現代において当たり前になりつつあります。

「自分には無関係」と油断しないよう、
気をつけましょう。

他にも、この画像のように
「音がする」「痛みがある」「口が開かない」
場合は、すでに顎関節症を発症している
可能性も考えられます。

異変を感じた際は自己判断せずに、
早めに歯科医院へ行くようにしてくださいね。

 

 

正畠(しょうばたけ)歯科医院
〒710-0046
岡山県倉敷市中央2丁目18-8
TEL:086-422-3027
URL:https://www.shobatake.com/
Googleマップ:https://goo.gl/maps/ZkpmQum2siN5ontW9

子どものうちから大切に!大黒柱の6歳臼歯

 

 

こんにちは。院長の正畠です。
秋の楽しみといえば、
赤や黄色に色づく紅葉ですね。

 

紅葉をつける木々のなかでも
『ケヤキ』の紅葉には個体差があり、
赤、黄色、橙と、
3つの色を楽しむことができます。
同じケヤキでも色が違うのは、
遺伝によるものと言われています。

 

ケヤキは家づくりの際、
大黒柱に使われるほど丈夫な木ですが、
実は、お口の中にも
大黒柱のような歯があります。

 

今日は、子どものうちから大切にしたい
お口の大黒柱、「6歳臼歯」のお話です。

 

 

 

 

◆6歳臼歯はこんなに大切!

 

『6歳臼歯』とは、
6歳ごろに生える奥歯で、最初の永久歯。

 

 

この6歳臼歯が生えることには
とても重要な意味があります。

 

まず、強い咀しゃく力が備わることで
だ液の量が増えます。

 

だ液には食べものの消化と、
その吸収を助ける作用のほか、
お口の中をきれいに保って
むし歯や歯周病を予防するなど、
重要な役割を持ちます。

 

また、よく噛むことで
だ液の分泌量が増えます。

 

強い咀しゃく力を持つ6歳臼歯
子どもの健やかな発育のためにも
大切な歯なのです。

 

 

さらに、6歳臼歯は、
他の永久歯が生えてくる際の
目印にもなります。

 

6歳臼歯はお口の健康維持や、
子どもの発育・発達にも影響することから、
まさに大黒柱のような存在と言えます。

 

 

 

 

 

◆6歳臼歯の弱点はむし歯!?

 

大切な役割を持つ6歳臼歯ですが、
重要な弱点があります。

 

それは、むし歯になりやすいということ。

 

奥に生えてくる6歳臼歯は、
普通に歯みがきしていると
歯ブラシが届きません。

 

さらに、
生え始めは歯ぐきに覆われているため、
歯ぐきとの間に汚れが溜まりやすいのです。

 

そのうえ子どものころは、
乳歯と永久歯が
お口の中に混ざって生えているので、
非常に歯が磨きにくい状態。

 

 

そのため、
むし歯になるリスクが格段に
上がってしまうのです。

 

 

 

 

また、先ほど述べたように、
6歳臼歯は歯並びや
かみ合わせの基本となる大黒柱です。

 

むし歯などで失ってしまうと
さまざまな悪影響を及ぼす可能性があるので、
しっかり守る必要があります。

 

 

 

 

◆仕上げ磨きで6歳臼歯を守る!

 

6歳臼歯をむし歯にしないためには、
仕上げ磨きが大切です。

 

6歳といえば、小学校に入学し
自立を促す時期です。

 

しかし、まだ自分で完璧に
歯みがきすることは難しいので、
保護者が丁寧に磨いてあげましょう。

 

 

 

 

6歳臼歯は乳歯の奥から生えるので、
気がつかないこともあります。

 

6歳が近づいてきたら、
お口の中を注意深く観察し、
生えてくる6歳臼歯を
早めに発見してあげることが大切です。

 

適切に処置を行うためにも、
定期的に歯科医院で診てもらい、
経過観察をしていきましょう。

 

 

 

正畠(しょうばたけ)歯科医院
〒710-0046
岡山県倉敷市中央2丁目18-8
TEL:086-422-3027
URL:https://www.shobatake.com/
Googleマップ:https://goo.gl/maps/ZkpmQum2siN5ontW9

歯周病予防にありがちな誤解

こんにちは。正畠昌幸です。

美味しい食べものが豊富に並び、
食欲も増す季節となりました。

旬の食材を使ったお菓子も楽しみですが、
むし歯や歯周病には気をつけたいところです。
食後はお口のケアを怠らず、
健康的な歯を保ちながら
秋の味覚を楽しんでくださいね。

さて、今日はその、お口のケアについてです。
皆さんは、どれくらい知っていますか?

お口ケアや歯周病予防の知識は、
意外と誤解されている点も多いのです。

例えば「歯周病」について。
TVなどで見かけるCMには
歯周病にかかると歯がぐらぐらになって
抜け落ちてしまう!
怖いイメージを持つ方も
いらっしゃるのではないでしょうか。

実際にはそこまで短期間で、
歯が抜け落ちてしまう
ことはありません。
定期的な検診を受け、
早期発見ができれば、
きちんと治療ができるのです。

よくある誤解は他にも、
以下のようなものがあります。

1. 虫歯の原因は、甘いものをたくさん食べるから。
2. 歯周ポケットは、歯ブラシできれいに磨ける。

実際には、甘いものを食べるかどうか
よりも、量や食べ方に原因があります。

また、歯周ポケットには歯ブラシだけでは
落としきれない汚れもあり、歯ブラシだけで
どうにかしようとすると、逆に歯茎を傷つけて
しまうことにもなりかねません。

正しい情報を知って、
適切なケアを心がけましょう。

疑問があれば、どんなことでも
お気軽にお尋ねください。

 
正畠(しょうばたけ)歯科医院
〒710-0046
岡山県倉敷市中央2丁目18-8
TEL:086-422-3027
URL:https://www.shobatake.com/
Googleマップ:https://goo.gl/maps/ZkpmQum2siN5ontW9

むし歯を放置するとどうなるの?

 

こんにちは。院長の正畠です。
9月29日の十五夜には、
お団子を食べる方も
いらっしゃるかと思います。

 

十五夜にお供えするお団子は
月を見立てて作ったもの。

 

その年、
お米が無事に収穫できたことへの感謝
込められているそうです。

 

さて、秋には美味しい食べもの
たくさん出てきますが、
歯に痛みはありませんか?

 

「我慢できるから…」
「面倒だから…」

 

と、歯の痛みを放置すると、
想像以上に恐ろしい事態を
引き起こす可能性があります。

 

 

 

 

◆痛みを感じたら、ただちに歯科へ!

 

「歯がしみる」といった
症状が出ているとき、
むし歯菌は『象牙質』と呼ばれる
歯の内側にある組織まで
進行していることがほとんどです。

 

神経まで達していない状態であれば、
治療は比較的早く終わり、
金銭的な負担も
それほど大きくはありません。

 

しかし、
ここで放置すると、
いよいよむし歯菌は神経に到達します。

 

 

 

 

すると、
ズキズキするひどい痛み
襲われるようになり、
さらに、ここから治療を始めても
栄養素を運ぶ神経を取らなければ
ならないため、
歯の寿命が
確実に短くなってしまいます。

 

 

 

 

◆それでも我慢すると…

 

実は、ひどい痛みを感じているのに
我慢を続けると、
痛みがなくなることがあります。

 

しかし
「むし歯が治った!」
と思ったら大間違い。

 

 

痛みがなくなったということは、
神経が完全に死んでしまった可能性が高く、
むし歯が治ったわけではありません。

 

単に痛みを感じないだけで
むし歯菌は浸食を続け、
歯の中でどんどん細菌が繁殖しています。

 

すると、
歯の根っこの先(あごの骨の中)に
細菌の病巣ができ、
膿が溜まって、再び
ひどい痛みを引き起こしたり、
顔全体が腫れあがったりしてしまいます。

 

そして、ほとんどの場合、
この段階になると、
もう歯は残せません。

 

 

 

 

◆さらには命の危険も!

 

さらに炎症が進むと、
あごの骨が壊死しはじめます。

 

すると、
激しいあごの痛みが生じ、
骨の露出や、
皮膚に穴があくこともあります。

 

また、
炎症は骨だけでなく
目や脳、首や胸にまで広がることもあり、
ひどくなれば呼吸困難を引き起こし
命の危機に陥ることもあります。

 

 

 

 

 

◆むし歯の放置にメリットなし!

 

むし歯は
放っておいても治る病気ではありません。

 

むし歯の痛みを我慢しても、
その先に待っているのは
抜歯です。

 

違和感痛みといった
歯からのサインを感じたら
すぐに歯科医院へ行きましょう。

 

 

 

 

また、定期検診では、
歯をきれいにするだけでなく、
むし歯の有無に関する確認も行っています。

 

初期段階のむし歯を発見し
早期治療ができるので、
「一本でも多く歯を残すため」にも
ぜひ定期的に歯科にご来院ください。

 

 

 

正畠(しょうばたけ)歯科医院
〒710-0046
岡山県倉敷市中央2丁目18-8
TEL:086-422-3027
URL:https://www.shobatake.com/
Googleマップ:https://goo.gl/maps/ZkpmQum2siN5ontW9